患者さんからのクレーム事例と対応法
看護師の仕事をしていると、誠意を持って患者さんに接しているのにも関わらず、患者さんからクレームをつけられる事があります。中には辞めたいと思ってしまうほど理不尽なクレームもあります。クレームがない事を祈りたいところですが、あると思って対処法を学んだ方が現実的です。そこで患者さんのクレーム事例と正しい対処法を同時に紹介します。絶対にしてはいけないNGなクレーム対応についても紹介しますので参考にしてください。
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辞めたいと感じてしまう「理不尽なクレーム」
いつも精一杯、患者さんの事を考えて仕事をしているつもりでも、患者さんから言われもない理不尽なクレームをつけられる事があります。そんな時に、仕事を辞めたいと思う看護師も少なくありません。安全のために名前を確認しただけでキレる患者さんや、とにかく自分を優先するように迫ってくる患者さんもいます。他にも「窓際のベッドじゃなければ嫌だ」と言うわがままな患者さんや、「若い看護師と交代しろ」とセクハラ発言をする困った患者さんなど、モンスター的な患者さんについて紹介します。
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クレーム対応には誠意が必要不可欠!
患者さんからのクレームがあった時に、ただ迷惑な行為だと切り捨てないようにしましょう。クレームには2種類あり、「問題を解決して欲しいケース」と「気持ちを理解して欲しいケース」があります。問題を指摘された時は、「ありがたい指摘」だと考えて、職場環境をより良くする努力をしましょう。また患者さんの話を傾聴する事で、患者さんの怒りが静まる事もあります。いずれにせよ患者さんに対する誠意が必要不可欠ですので、常に心のどこかで誠意を持つことを意識して行動しましょう。
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やってはいけないクレーム対応法
患者さんのクレームは「起こりうる事」だと肝に銘じ、正しいクレーム対応の仕方を学びましょう。今回は「絶対にしてはいけないクレーム対応」を紹介しますので、それだけは絶対にしないようにしましょう。まずクレームをつけた患者さんを「特別扱いする」事は避けましょう。患者さんをモンスター化させてしまうきっかけになるからです。また一人でクレーム対応をしないようにします。暴力を振るわれた時の事も想定して行動しましょう。さらに患者さんから求められても、携帯電話の番号など個人情報を教えないようにしましょう。
患者さんとの関わり方に悩んでいる看護師におすすめ!
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患者さんからのクレーム事例と対応法
クレーム対応には誠意が必要不可欠!
患者さんのクレームには2種類あり、「問題を解決して欲しいケース」と「気持ちを理解して欲しいケース」があります。クレームの種類を見極めて、ケースごとの対処法を実践しましょう。中には職場環境を良くするためのヒントが含まれている事もあります。また患者さんの話をじっくり聞いてあげるだけで、問題が解消する事もあります。どちらにせよ看護師の「誠意」のある態度が大切になります。正しいクレーム対応をして問題を大きくしないようにしましょう。
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患者さんと良い信頼関係を築く方法
言葉遣いに注意しよう
不安な気持ちを持って病院を訪れる患者さんに対して、正しい言葉遣いで安心感を与えましょう。「敬語」をきちんと使えるようになると、患者さんから信頼されやすくなります。敬語には「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」の3種類ありますが、看護師が患者さんに話しかける時は「丁寧語」を基本にしましょう。語尾に「です」「ます」をつけて、患者さんへの敬意を言葉で伝えましょう。看護師が良く使う敬語は定型文として覚えると便利です。